介護事業・施設に給付される補助金について

介護事業・施設に必要な関連設備に、補助金が出る可能性があることをご存知ですか?
高齢化が一層進展する中、高齢者の在宅生活継続のために必要不可欠なサービス(ナースコールやその他関連設備)に対して、補助金が出る場合があります。


たとえば兵庫県神戸市では、定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス事業者募集として、下記の形で要項が出されています。

■要項

開設に伴う補助金について 平成27年度においては、県が「地域医療介護総合確保基金」を活用した補助金制度を設けています。
  • ①「施設整備費補助金(ハード)」
    ・対象経費 建築費・改修費
    ・補 助 額 1事業所あたり(仮)547万円(上限額)
  • ②「開設準備経費補助金(ソフト)」
    ・対象経費 事業所開設時の人件費、設備費、システム・端末設置費等
    ・補助額1事業所あたり1,030万円(上限額)
※上記内容は平成27年度に発行された下記資料より抜粋させていただきました。
http://www.city.kobe.lg.jp/life/support/carenet/oshirase/27teikiyoko.pdf



●定期巡回・随時対応型訪問介護看護の実施のための補助に関しては、詳細に違いはあれど宮城県仙台市、神奈川県逗子市など全国で行われております。(※補助金の内容や申請方法、書類の受け取り方法など詳しい情報に関しては、該当する地域の管轄の自治体[市役所]の介護保険課や高齢課に確認をとってください。)

そもそも補助金ってどういったもの?

マットセンサー
補助金とは、国の政策目標を達成するため、事業実施のサポートのために給付するお金のことです。補助金を給付することを「補助金を交付する」といい、企業、民間団体、個人、自治体などの事業者の方々が交付を受けられます。補助金を交付することにより、事業者の取り組みがひろがり、ひとつひとつの事業展開拡大をサポートすることで「効果」を大きくしていくことがねらいです。

補助金を受けるための工程

補助金取引のフローイメージ

STEP.1「補助金情報を知る。」

ネットなどで自分の事業に合った補助金の情報を探します。中小企業庁サイト「補助金等公募案内」ページを参照したり、該当する地域の管轄の自治体に問い合わせるなどしてご確認ください。

STEP.2「補助金の申請をする。」

申請したい補助金を見つけたら募集要項を確認します。自身の事業が補助対象となるかについての確認、補助対象になる経費とならない経費の確認をチェックします。申請書を該当するホームページよりダウンロードし、必要な内容を記入して事務局に提出します。

STEP.3「補助金を提出し、補助が決定する。」

選定結果を受け取り、補助金が交付される事業者に決定し(採択され)たら、「交付申請書」を事務局に提出します。 (※補助金は基本的に公募の形を取っており、受付期間が決まっていて、受付期間が過ぎた場合は応募ができません。また、予算枠が決まっていますので、要件を満たした事業者を対象に審査を行います。)

STEP.4「事業を実施する。」

交付決定された内容で事業をスタートしたら、途中で実施状況について事務局のチェックを受けます。(※交付時の計画を事業者が勝手に変更してはいけません。また補助金の対象となる経費については、領収書や証拠となる書類をすべて保管しておく必要があります。)

STEP.5「報告後に補助金額決定、交付。」

実施した事業の内容や、かかった経費を報告します。きちんと実施されたと確認されると補助を受けられる金額が確定し、補助金を受けることができます。 (※補助金は報告書をもとに補助金額が確定し、その後支払われる形になります。)

STEP.6「終了後、一定期間。」

補助金の対象となる領収書や証拠書類は、補助事業の終了後も5年間は保管しておかなくてはなりません。補助金の交付後も、一定期間は定期的に事業の状況報告が必要となります。

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補助金は返済不要です。各事業に対する補助金の詳しい情報に関しては、該当する地域の管轄の自治体(市役所)に確認をとってください。


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